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ラインデルスの鮮烈プレミアリーグデビュー!新たなアイコン誕生か!

プレミアリーグデビューにて1G1Aの大活躍!!

昨シーズンのシティはロドリの長期離脱や度重なる主力の怪我などもあり、プレミアリーグ5連覇とはならなかった。結果的に3位にはなったが、一時期はCL出場権すらも危ういと言われた時期があったほどだ。そして昨シーズン限りで、シティのレジェンドかつプレミアリーグのアイコンとも言えるデ・ブライネが退団することとなった。辛い24/25シーズンを終えて、また王者へ復活を目指すシティは今夏で積極補強をした。その中の一人がラインデルスだ。100億弱の移籍金で加入することとなったオランダ代表選手は、シティを再び王者へと舞い戻すキーマンになるのかも知れない。(恐怖)

クラブW杯でも3試合に出場していたラインデルスは、プレミアリーグ開幕戦のウルブス戦でもスタメンに名を連ねた。入りとしては、ウルブスがプレシーズンの成績(未勝利)とは反対にシティを倒せるのでは無いかという雰囲気が漂うほどだった。シティのハイラインは例年よりも異常に高く、攻め込む間は3バックのサイドをやっているストーンズまでもが、かなり高い位置まで攻めるため、カウンター時の守備がルベンディアスのみになる形もあるように見えた。そんなシティの危なかしさを救い、ウルブスの出鼻を折ったのがラインデルスだ。前半34分にラインデルスはボールを受けると、ウルブスが誇るプレミア屈指の2ボランチを圧倒的技術でかわすと、ボックス内に走るリコルイスへ空間を使った繊細かつ正確なパスで通した。リコルイスはフリーのハーランドへ折り返す選択をし、ハーランドが押し込みシティが先制した。直接ゴール関与という記録には残らなかったが、ラインデルスのゴールと言っていいほど異次元のプレーだった。その3分後には自らがゴールネットを揺らす。ハーフライン付近でアンドレの運びをリコルイスが引っ掛けるとラインデルスがダイナミックなランニングで追い越し、ボールを受けるとその勢いのまま対角へのシュートを右下隅に流し込んだ。ただこのシュート自体にも高い技術が詰まっていて、難しい体勢ながらコンパクトな振りでインパクトのあるシュートだった。先ほど流し込んだという表現にしたが、ぶち込んでいて流し込んでいるという異常で理解不能なシュートだった。この立て続けに決めた2得点で勢いは完全シティへと流れていった。後半でもラインデルスは的確で正確なランニングでポケットのエリアでもらうと、後ろにいるハーランドに腰の捻りと丁寧さ溢れるパスでゴールを演出した。その後81分にツェルキが素晴らしいゴールを決め、ラインデルスの大活躍により0-4でのシティの完勝となった。

全知全能のラインデルス

ラインデルスがこの試合で見せたプレーは新たな発見を沢山与えてくれた。(セリエを見ている方は驚きはなかっただろうが)ビルドアップではロドリのように冷静な裁きやチラシをできていたし、キャリー力はコバチッチ以上かも知れない。またオフザボールでのダイナミックな飛び出しはストライカー化したギュンドアン並みの破壊力、またラストパスの精度や最後に違いを見せれるという点でもデ・ブライネの穴を埋めてくれる予感すら感じる。こんな表現をしているとデ・ブライネやロドリを評価していないと言われてしまうので、リトルデ・ブライネ・リトルロドリとでも言っておこう(笑)どちらにせよ全ての能力がワールドクラスに思えるようなプレーをしてくれたということだ。また途中から入ってきたツェルキとも天才にしかわからないテレパシーを送り合って、プレーで共鳴しあっているようにも見えたので相性も良さそうだった。

1試合(+W杯)で判断をするのは早すぎるし、断言は全くできないが、とんでもないクオリティーを感じられた。一瞬で引き込まれるようなプレーには、デ・ブライネやソンフンミンがいなくなったプレミアリーグの新たなアイコンになるのでは無いかという期待感を抱く事ができる。リヴァプールのヴィルツがとんでもない金額で移籍して来ただけに、一番の注目をされているのかもしれないが、ラインデルスも最高額を払っていいクラスの選手なのかも知れない。

T(仮)

プレミアリーグに愛情注ぐ人。 ユナイテッドサポーター

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